

―再始動―
こんにちは、劇団 俳優難民組合の山田です。3年ぶりの本公演を行います。
家でずっと、自分とむきあうため、瞑想したり、ずっとソファーに座ってました。
信頼できる15人の出演者とともに、ソファーから立ちあがり、小林多喜二の名作「蟹工船」に挑みます。
蟹工船は、過酷な労働環境のなかで人間としてあるまじき扱いを受ける労働者のお話です。
人間として生きるとはどういうことなんでしょうか。
人間は、僕は、どのように生きたらいいんでしょうか
今の世の中は、人間らしく生きてるいい世の中なんでしょうか。
まひ、して、るのか
労働者たちはタコ(海の)のようだと書かれてます。
タコは飢えて、生き延びるために自分の手足を食べるそうです。
しかも、ここに出てくる労働者は自分自身を食べてることに気づいていない。
日々の生活のため、無理して自分一人で生きようとなんとかしようとして。。
人間一人で何ができる。
それが個の時代?
何かをかえていけるかな。
変えていけるよ。
道は「心」が知ってる。
僕たちはそこに向き合いたいと思います。
皆様、どうぞお楽しみに、劇場でお会いしましょう!!
2025年 座長 山田隼平


劇団 俳優難民組合
ハ イ ナ ン
劇団 俳優難民組合は日本の演劇界をより芸術的に向上させるため、俳優が真実に生きることにより観客を演劇に夢中にさせ、人々の心を浄化し栄養を与えるための劇団である。
「真実だけが人を癒し、真実だけが人を治療すことができる」
この言葉を胸に、舞台上に真実の人間の生活を作り出すことを目指す。
劇団AUNに入団し、吉田鋼太郎氏に師事した山田は、その後、自身の俳優としての成長のため、また、本当に素晴らしい演劇芸術 とは何かを模索するために演劇ユニット「俳優難民組合」を立ち上げる。
その後8年所属した劇団AUNを退団する。
スタニスラフスキーシステムに出会い、
ロシア功労芸術家レオニード・アニシモフ氏に師事。
2021 年春に「劇団 俳優難民組合」を立ち上げる。
